今回は私が毎日、美味しく食している「玄米」のご紹介・おすすめです。
安くて美味しい、という理由から「白米」を好んで食べている方が多いと思いますが、今回は簡単にまとめたお米の歴史のお話から始まり、玄米・白米の違いや玄米が秘める栄養素や血糖値についてご紹介・おすすめしていき、きっとみなさんも食べてみたい!と思っていただけるようなご紹介をしていきます。
1お米の歴史
✔︎みなさんが日々食べている日本米は中国の福建米(ふっけんまい)が起源であろうとされていて、それが縄文時代(3,000年前)の福井県で栽培されていたという事がわかっています。
✔︎古代中世の時代の頃より「米」は富や権力をもたらし、それが発端で奪い合いを繰り返す時代が続いていました。
✔︎お米関係の歴史として、飛鳥時代の「大宝律令」や奈良時代の「開墾田の私有」、安土桃山時代の「太閤検地」、江戸時代の「新田の開発」、明治時代の「地租改正」、大正時代の「米騒動」、昭和時代の「食糧管理法」などがあります。きっと、「聞いたことある!!」って単語もあるのではないでしょうか。むしろそっちの方が多かったり…..
けんけんあっ!「たいこうけんち」は聞いたことがあるよ!引用元:https://www.kamedaseika.co.jp/cs/knowledge/knowledgeRice/okomeHistory.html
✔︎戦前、戦時下はしばらく米不足が続きましたが、戦後からの米の生産水準向上により今現在に至るまで米が溢れ、逆に供給過多(米あまり)になってしまいました。
2白米と玄米の違い
〜日本人お馴染みの白米ですが、実は私の家族は私を含めて皆玄米を食べています。どうして白米ではなく玄米を食べているのか、白米との違いと玄米の特筆すべき良い点を書いていきます〜
✔︎そもそも②玄米とは、収穫した稲から①「籾殻-もみがら-(硬い殻)」を取り除いた状態のことをいいます。この②玄米から「胚芽」と「果皮」、「ぬか」を削り取ったものが③白米になります。つまり②玄米は精米していないお米のことを指して、その玄米を食べやすくするために玄米の10%もの部分を削ったのが③白米になります。
✔︎ヒトに必要な3大栄養素と副栄養素を図にしました。
3大栄養素には、ヒトの体を作るための「たんぱく質」とエネルギー源である「脂質」、同じくエネルギー源である「炭水化物(糖質)」があります。
副栄養素とは3大栄養素をサポートする役割として、体の機能を正常に維持するための「ビタミン」と骨や歯の生成に役立ち排泄機能に必要な「食物繊維」、体の調子を整える「ミネラル」、主に食べ物を消化するために必要な「酵素」があります。
✔︎玄米の素晴しさはその栄養価にあり、上に示した図(栄養素の図)の副栄養素を豊富に含んでいて、白米から削り取てしまった「胚芽」や「果皮」、「ぬか」には、「ビタミン」や「食物繊維」、「ミネラル」、「酵素」といった私たちの消化・代謝を助ける大事な栄養素がたっぷり詰まっています。
ですので、いくら食べやすくなる・美味しくなるからと言って栄養素がたっぷりの「胚芽」や「果皮」、「ぬか」を取り除いてしまっては、勿体無いとしか言いようがありません。
✔︎具体的な栄養素は、玄米のビタミンB6は白米の約11倍、ビタミンEは約12倍、食物繊維は約6倍、ミネラル分のマグネシウムは約5倍、酵素を作るビオチンは約5倍となっています。
玄米と白米の栄養価は、天と地の差があるということが分かって頂けたと思います。
✔︎栄養価に加えて、「玄米」は白米と比べて血糖値の上昇を穏やかにします。
そもそも白米に精米するには、玄米から「胚芽」や「果皮」、「ぬか」を削り取るわけですが、これらには糖質はほとんど含まれていません。ですので「玄米」でも「白米」でも含まれている糖質の量に違いはほとんど無いのですが、GI値(血糖値の上昇する速度を測った指数)の上がり方が白米に比べて圧倒的に穏やかなのです。
✔︎白米のGI値は88で高血糖(高GI食品)なのに対し、玄米のそれは55で低血糖(低GI食品)に分類されます。低血糖であれば膵臓から分泌されるインスリンの量も適度であるため、糖尿病になりにくく太りにくい体質をつくる事ができます。また、血糖値は眠気や集中力に関わってくるので、学習する時は低GI食品を摂る方が賢明です。
引用元:http://www.sougousingaku.co.jp/blog/recipe/post-634.html
✔︎食べ物は消化を助けるためによく噛みましょう、と昔教わったと思います。皆さんは毎食良く噛んでいらっしゃると思いますが、玄米は特に硬くて噛み応えがあります。それに加え、玄米の「ぬか」は上述した通り沢山の栄養素を含んでいますが、「ぬか」自体とても硬いため細かくしてあげなければ、ほとんどが胃の中で消化されません。そのため、玄米は良く噛む事が大前提なのですが、噛む事によって満腹中枢が刺激されてダイエット効果が享受できます。
✔︎こんなに良い事ばかりの玄米ですが、注意しなければならないのが、玄米に含まれる「アブシジン酸」と呼ばれる物質です。この成分には植物の発芽を抑制して、かつ毒性があり様々な病気の元とされている危険な因子です。
✔︎また、発芽前の玄米にはフィチン酸という成分が含まれていて、ミネラル等の吸収を阻害してしまいます。 しかし、加熱さえすれば「アブシジン酸」を消し去る事ができます。それに、加熱をしなくても以下の発芽させるためのプロセスにより、アブシジン酸を無毒化できると同時に更に栄養価を高くする事もできます。フィチン酸も発芽させることによって分解されます。
以前、一人暮らしをしていた際は上の方法を実践していました。現在は母が全てやってくれています。 一見面倒臭そうに思えるかも知れませんが、洗う➡︎(炊飯器のお椀か何かに入れて)水につける➡︎洗う、だけなのでとっっても簡単です。
✔︎ちなみに、市販されている「発芽玄米」は、一度発芽させたにも関わらず販売のために再度乾燥させます。そのため、「発芽玄米」の再度乾燥時にはアブシジン酸は本来の水準以上に産出されるので、発芽毒が再び戻ってきてしまいます。ですので、市販されている「発芽玄米」なるものはオススメできません。 |
✔︎友人にオススメされて以来、一人暮らし中から今に至るまで、ずっと「京の米職人」さんのこの玄米(ササニシキ)を愛用させていただいています。
✔︎このササニシキ/京の米職人:は無農薬であり、もち米の特徴が入っていない純粋なうるち米なので、甘さや粘り気が控えめなとてもあっさりした味わいになっています。
✔︎白米に負けず劣らずというより、この玄米の方が味わい深く噛み応えがあるので、むしろこっちの方が好きです。
✔︎上記ササニシキが入荷していない時は、自分は以下の玄米を注文しています。
いかがでしたでしょうか。
皆さんの日々の原動力をつくると言っても過言ではない食事。中でも多くの日本人の主食である「ご飯」。いつも栄養満点の食事を摂っているのならなら問題ありませんが、外食やファストフード、食品添加物たっぷりの現代人の食事では、体に大切な栄養素がどうしても不足になりがちです。そんな中、正確な処理さえすれば、いつもご自身が摂っているご飯(白米)を玄米に変えるだけで以下のようなメリットを享受する事ができます。
✔︎白米にするために取り除いてしまった玄米の「胚芽」や「果皮」、「ぬか」には、3大栄養素を補完するための副栄養素である「ビタミン」や「食物繊維」、「ミネラル」、「酵素」を豊富に含んでいる。(副栄養素は、体の代謝や排泄、消化を助ける。➡︎健康にとって重要) |
✔︎白米は高血糖(高GI食品)で、玄米は低血糖(低GI食品)のため、白米を摂る場合と比較して糖尿病になりにくく太りにくい。また血糖値は眠気や集中力も関係するため、学習する時は低GI食品を摂るのが賢明。➡︎だから白米より玄米を! |
✔︎玄米は硬いため、噛む回数が多くなる。➡︎満腹中枢が刺激されて、ダイエット効果に繋がる。 |
✔︎玄米には毒があります。⬆︎⚠️注意事項⚠️⬆︎をご覧ください。➡︎しかし、適切な処理を施せば無毒化ができる上に更に栄養価を高くする事ができます。 |
みなさんが健康を意識した食事を摂ろうとする時、いつも食べる白米にプラスして副栄養素も摂るべく沢山の野菜を食卓に追加すると思います。しかし、玄米は「ビタミン」や「食物繊維」、「ミネラル」、「酵素」を豊富に含んでいて、白米を玄米にする事で必要な栄養素は補完できるわけなので、わざわざ野菜を増やす必要もなくなります。
あとは皆さんの適切な処理プロセスを経て発芽させれば、低血糖で栄養満天な【スーパー・フード】を作り出す事ができるのです。お陰様で私の家族も2匹いるわんちゃんも毎日のお通じは爽快です。それに様々な要因は考えられますが、白米を玄米にしてからは学習時の集中力が圧倒的に良くなり、睡魔に襲われることも殆どなくなりました!
みなさんもきっと、見えない変化から可視化できる変容までご自身が変わったことを認識出来るはずです。
今回も〓商品のリコメンド「ササニシキ」編〓を最後までご覧いただきまして、どうもありがとうございました。みなさんのご健康をお祈りしています。また、これからもよろしくお願いいたします。
参考:人生が好転するファスティング/島田旬志/セルバ出版